今夏、災害がとまらない。7月の西日本豪雨に始まり、8月には山形も集中豪雨で庄内や最上で河川が氾濫した。台風も例年以上に多く上陸し、21号では近畿・東海を中心に甚大な被害に見舞われた。そして北海道の地震である。毎日のように災害のニュースが流れる。これに酷暑、猛暑が追い打ちをかける。何の被害も受けていない私でも心を痛め希望を失いたくなるような毎日だ。「残りの人生、無事に過ごしていけるのだろうか・・」小生も折り返しを過ぎ、高齢者の入口へと進んでいく。正直不安でしかない。

北海道に大切な教え子のM君がいる。中学・高校時代は吹奏楽やピアノを頑張った子だった。学校の提出物はと言えば中途半端で、ぶ~ぶ~文句を言う子だっだ(笑)それでいて主義主張だけは偉そうで立派でそれがたまに筋が通っていたりで感心することもあった。

そんな彼の忘れもしない北海道での大学受験。(3月の後期日程だった)荒天で秋田から新千歳への飛行機が飛ばず、酒田市へ戻る途中の彼から電話が鳴る。「先生、どうしよう!」「庄内空港から羽田経由で釧路へ行け!」と一喝!何とか翌日の試験開始に間に合った。そして無事に合格!(正直学力は怪しかったが、面接での深い内容や誠実な受け答え、レベルの高さは今までの生徒で1番!)

そんな彼の道東での大学生活がすごい。桜の開花は5月末~6月。ジンパ(ジンギスカンパーティー)が日常だと聞いた。極寒の冬は氷の世界(降雪が少ないからスキーではなくスケート文化でもある)氷点下20℃前後での生活だ。

M君は卒業後、北海道で教員となり現在は十勝支庁にある準へき地に指定されている小学校で「どさんこ」たちの担任として日々奮闘している。何でも一生懸命やるから誰からも慕われていることは間違いない。毎年夏には必ず教室へ挨拶に来てくれる。その成長を見るのが嬉しくて仕方がない。彼には人としての大きな魅力、人間力がある。

今回の胆振東部地震では震源地の胆振支庁とは日高山脈を挟んで裏側にあたり影響がないか心配している。縁もゆかりもない北の大地で災害や自然環境に屈せず頑張っている彼に心から大きなエールを送りたい。

「元宣!負けんなよ!がんばれ!」