2020年も8か月が経過し年の3/4が過ぎようとしている。本当なら8月はオリンピックがあり、その余韻に浸っていたハズだ。いやハズだった。「コロナで始まりコロナで終わる1年」は間違いないだろう。古くは疫病・流行り病と言われたが生まれて50年、こんな事が起こるとは夢にも思わなかった。「日常が失われる、とはこう言うことか」を改めて痛感している。「長期戦を覚悟」という言葉に「社会や心は持つのだろうか」と不安になる。
そんな中でも季節は確実にやってくる。今年を象徴するかのような長梅雨で湿度にやられたと思ったら一転の猛暑だ。いや日本の大部分は酷暑である。古文の世界ではお盆からは秋である。確実に季節はズレ始めている。梅雨は7月、夏は8月と9月になってしまっている。四半世紀前頃には30℃越えると真夏だった。それが35℃・猛暑日という言葉が生まれ、今の真夏は40℃越えだ。一口に温暖化と言うけれど青天井で留まるところを知らない。
気候的にも過ごしやすかった昔、ストレスという言葉がなかった時代、バブルの好景気も経験、我々50代以上の者にとって日常とはそういうモノだったに違いない。だからこそ現代社会との乖離が大きい。「歳をとる」というのは単に年齢を重ねるだけではなく、社会の変化を受け止め、順応していく力が必要だと改めて感じている。