第100回の記念大会(夏の甲子園)も閉幕した。金足農の快進撃は語ることもあるまい。その活躍は皆さんご承知のとおりだ。そんな秋田は大騒ぎ。準決勝後、急きょ大阪行の臨時便(JAL)運航に始まり、ワイドショーでは連日の生中継。選手が帰秋した際には平日なのに1400人が空港でお出迎え。バスで高校に戻ったら約1000人近い人だかり。秋田では多くの場所でPVが開催され、居酒屋では「本日はすべて無料!」も出現。スーパーや商店・飲食店も軒並みバーゲンセール!学校では大会中に子豚9匹(野球も9人!)が生まれたり、金農パンケーキが再発売され販売と同時に即完売の盛況ぶり。(うちの母さんは朝7時前にローソンに買いにいくも買えず・・)極め付けは大曲の花火。金農の準優勝を祝って「金農玉」が夜空にあがった。まさにKANANO半端ないって!このブームはしばらく続きそうだ。
このフィバー振りは「秋田だから」だと私は思っている。秋田人のスポーツへの情熱、とりわけ野球には強い関心と思い入れがある。特に高校野球の夏の秋田大会は人であふれる(60歳以上は無料パスが配布される)中学校の野球(中総体)でも地区予選から当然の全校応援、吹奏楽も高校野球さながらだ。主催が新聞社だけに扱いも大々的だ。そして中学野球なのにTV中継まである(山形は高校野球ですら2日間のみ)
また50歳になると500歳野球がある。県内隅々まで200以上のチームがあり大仙市で年1回開催される本大会は早朝から大渋滞に陥る。大曲の花火と並んで有名な風物詩だ。
金足農の躍進の原動力は間違いなくこの県民気質だと思う。福田先生、田中先生、ザキヤマ先生・・秋田にいた彼らからもその情熱を強く感じることができる(笑)
次は山形の番だ!がんばれ山形県!山形の子どもたち!