毎年教室から5~10名ほど合格している理系の子に人気が高い学校の先生からご丁寧なメールを頂いた。「今年も何とか生徒を確保したいので一度お伺いしたい」…うちから進学した子が「塾の先生に勧められ、背中を押されて志望した」とのこと。何とも嬉しい内容だった。近年、少子化の影響でほぼ全高校の全学科で定員割れの状況の中にあって、不動の人気と実績を誇る学校でも大変な現状である。教育サービスの仕事に携わり27年目を迎えるが、ここ2~3年の急激な子どもの減少、学校教育の変化、働き方改革、円安に物価高…我々の見通しよりも途轍もないスピードで、その波が押し寄せている。政治や経済の衰退が叫ばれる中、1番の失敗は鍛えることを忘れ、自主性や自由を履き違えた教育の失敗だと思う。「塾の先生に背中を押された」と言ってくれたことを誇りに思うと同時に「この仕事の遣り甲斐」を強く感じる出来事でした。何より地道に頭を下げ、靴をすり減らしながら学校や教育機関を回られる先生方の熱意と努力に心より感謝を申し上げます。
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