さて、先日一本の電話がありました。福田が初めて教室を持たせてもらったときの生徒です。
福田の受け持った生徒の中でも10本の指に数えられるほど印象が強い生徒でした。
福田に預けていただくときその生徒は他の塾からの移籍でした。理由は担当の先生に
「このままじゃ、どこの高校にも行けないぞ」と言われ勉強するのが嫌になったとのことでした。
・・・・・・・・・福田もよく言います(汗)そのセリフ(汗)
髪は赤く、うっすらと化粧をしているような感じでした・・・・ほかの生徒への影響もあります・・・・断るのが正解だったかも・・・・でも当時の福田は力量もないのに「俺が何とかしてやる!!!」という根拠のない自信を持っていたのです(笑)
っというか、このままうちで断ったらこの子はどうなるんだろうという不安が頭をよぎったのです。
当時の福田は・・・・・この子は、繊細過ぎて、大人を信用していない・・・・信用していない大人の言葉はすべてとげが刺さってしまうんだ・・・・ってことは信用される大人に俺がなればいいんじゃないか・・・・と思ったのです。熱血です(笑)
結果・・・その生徒は福田になつきました・・・・そしてすごい勢いで成績が伸びました・・・・夢を持ちました・・・・
「渋谷の109で働く!!!」という夢が(笑)
しかし、その生徒の高校生活は、またしても信用できない大人の言葉で終わりを告げました・・・・・高校を辞めてしまったのです。
ショックでした・・・あんなに頑張ったのに・・・・何とか高卒の資格は取らせたいと、仕事終わりの夜中に家に押しかけました・・・・メロンを食べました・・・・次のタイミングで、高卒の資格が取れる学校を探しました・・・・家にいったらメロンが出ました・・・・それから細かく、勉強の様子を見るようになりました。・・・・その家の犬が福田になつきました(笑)
無事、合格し、資格を取った彼女は、ついに109の店員になりました。夢をかなえました・・・・そして、店長に出世し、新しい店も任せてもらえるようになりました。その都度福田にはその喜びを伝えてくれたのです。
電話がありました・・・・内容は
「結婚します。来年5月に式挙げます。・・・・・来てもらえませんか??」
瞬間・・・・涙が出ました。もちろん行きます。何があっても・・・・
彼女との付き合いはいつの間にか20年近くなりました。赤い紙の女の子との不思議な縁です。ありがたいことですね。
この仕事は楽しいですね。怒ってばかりだけど、結局笑っています。笑っているとしんどいことも、いつの間にか軽くなっているような気がします。
今年はサクランボが壊滅的な出来のようです・・・・必死です。でも福田の友人は笑っています・・・笑って努力すればなんでも乗り越えられる・・・・そう思っているから・・・
創ですね。福田も笑って、来年の5月に思いっきり泣いてきますね。うれしい!!